世界に、遊ぶ場所がもっとあればいい。私の絵は小さな避難所であり、自由と喜びと自分への入り口。ルールや役割から離れて、手と色と紙で、今を遊んでいる。
I wish there were more places to play in this world.
My paintings are little shelters, gateways to freedom , joy and self. Away from rules and roles, I play in the now with my hands, colors and paper.
サトウ マキ(Maki Sato) 日本、香川県在住。
15歳のころ、ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns, 1930-)の作品に強い影響を受けて抽象画をはじめる。
色を塗った紙を切ったり貼ったり、過去の作品もリサイクルしつつ、画面を作っている。主に紙の切れ端(スクラップ)を組み合わせて作品を作り、画材はアクリル絵の具、クレヨン、ペン、新聞紙、木製パネル、紙、段ボールなどを使用。糊はリキテックスのマットジェルメディウムと、スティックのりを使用。
制作を続ける中で、私は制約の多い生活のなかからこの方法にたどり着いた。簡単に片付けられる技法で、紙の切れ端や身近な素材を組み合わせる。それは日常の制限から生まれた「自由のかけら」でもある。
私の作品は、観る人を思考から解放し、感覚の遊び場へと誘うものです。日常を少し軽くし、あなた自身の視点で新しい自由を見つけてほしい。
さらにここではバラバラのスクラップがまとまっていき、ひとつの作品になっていく過程の記録としての場。

Exhibition
・2021年9月1日〜9月30日 BLUE BOTTLE COFFEE 渋谷カフェ
・2023年6月2日~7月8日 Galerie moto(オーストリア)
・2024年9月17日~10月11日 Arts Lane & Hanatombo(神奈川県)
・2025年6月6日〜7月21日 BRETZE (オーストリア)
その他
・2023年10月5日~11月8日 ルミネ有楽町「PLAY with EMOTION」KV
Books
Plastikcomb PCM Magazine Issue No. 7.